色の洪水

毎月毎月毎月、何で「月にかわっておっしおきよっ！☆」を受けなならんのじゃろう；；
とほほ。
と
悶絶に耐えかねてケミカルに頼り、やっとまどろんだ明け方近く。


紺青の空に光放つ美しい満月。
周りをやはりくっきり光放つ、真っ白い雲が囲んで、うまいことロボットか何かの形に。
これは撮らねば！！

夢中でシャッターを切る。

すぐに雲に覆われ、月は隠れる。

傍にいるのは高校時代の友。

「見た？今の。凄かったねぇ。」

気付けば卒園した幼稚園の園庭に立っており、空を見上げれば
一面の真っ白い雲。

やがて雲の一部が上昇気流に乗り、吸い上げられていく。
「気流を作る実験」のお手本のように、ぐんぐん吸い上げられてやがてぽっかり丸く開いた穴は
美しいコバルトブルー。
「撮らなきゃ！」
しかし一瞬でその膨大なエネルギーはバーストし、逆流を起こす。
容赦なく噴出す白、白、白。
暫く噴出して行く先を失った白はやがてまた上昇を始める。
再び開くコバルトブルー。
しかしそれもやはり一瞬で。
やはり夢中でシャッターを切る。

三度程繰り返した後で海の方に目をやると
陽に輝くプラチナ色の海と瑠璃色の空。常磐色の島。
陽光眩しい瀬戸内の風景の筈なのに、視界の端にある白。
視線を移すと何故か雪山、切り立った氷河。
スノウホワイトの壁面に、光が取り込まれてところどころゼニスブルーの輝き。
そこに目が痛い程の青、赤、黄、緑、オレンジetc.が蠢く。
鮮やかな色の登山服に身を包んだ夥しい数のクライマーが。
激しいコントラストに攻撃的なものを感じて視線を逸らす。

空。

セレストの空に眩い金色の太陽。
その直線上に乳白色の昼間の満月が浮かび、その横に少し小さな灰白色の丸いシルエット。
何？
月と同じくらいに見える星ってあったっけ？
射し込む金色を気にしながらも、乳白色と灰白色をフレイムに収める。

背後の空に目をやると
プルシアンブルーの空でいきなり雲がはじけた。
小さく丸く、光を受けて輝きながらはじけていく。
何て運がいいんだろう。
その瞬間をカメラに収めることができた！


さて。
ＰＣに落としてみよう。

・・・・・・・・・・・・・。

エラーメッセージ


光の露出が大きすぎて再現できません。

しかし、何故かフィルム式のネガのように残る一覧は
臙脂色の台紙に黒い雲や月、太陽。



目が覚めた瞬間何故か
「USBメモリを買ってこなきゃ」（←意味がわかりません）




こんなにも色鮮やかに脳裏に残っているのに。



あの微妙に違う美しい青達を再現してみたい。




*セレストが色見本（コード）にありませんでした。
夢の中ではヘブンリーブルーな感じ。
ただ、ここでは言葉の意味でセレストを使いたかったのです。
「神います至高の天空」